＜中津川放火殺人＞次女殺害で逃走の父、身柄確保 岐阜県警

　岐阜県警は２２日、自宅に放火して次女（１１）を殺したとして現住建造物等放火と殺人容疑で逮捕され、入院先の同県中津川市の病院から姿を消した父親の石原茂容疑者（４８）を隠れていた同市内の公園トイレで発見、身柄を確保したと発表した。１７日に不明になった際、遺書らしき手紙を残していたが無事だった。

　県警中津川署によると、２２日午後７時４０分ごろ石原容疑者を捜していた捜査員が、中津川市苗木の苗木公園の身体障害者用トイレに潜んでいるところを見つけた。現金３３００円を所持し、紺色のＴシャツと作業ズボン姿だった。現場は同容疑者が姿を消した病院から北に約５キロ。

　石原容疑者は捜査員に対し「病院を抜け出して３日間は裸で近くの山中にいた。寒かったので落ち葉を身にまとった。ヘリコプターの音が聞こえたので捜索されていると思った」と話したという。

　２２日午後４時ごろ、石原容疑者の妻（４４）から同署に「前日夕、夫から『迷惑をかけた』とわびる電話があった」と通報があった。公衆電話からだったといい、市内の公衆電話周辺を捜索していた。

　石原容疑者は１１日、体調不良で中津川市民病院に搬送され入院。１２日から拘置執行停止となっていた。１７日未明に４階病室から行方をくらまし、約８キロ離れた歩道で同容疑者のジャージーが見つかった。ポケットには家族らにあてた遺書らしき手紙が入っていた。【石山絵歩、小林哲夫】

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引用元:RMT(リアルマネートレード)専門サイト『RMTワンファースト』